みなさんは、栄養指導の際に、交換表と成分表どちらを患者さんにすすめていますか?
私は、栄養指導の際に、生活習慣病の方全般、交換表をもとに「さんまなら1食にこのくらい」や、「りんごなら1日に半分まで」というように、患者さんには交換表を見せませんが、交換表の1日の配分をマニュアルとして自分だけが説明用として使っています。
よく、交換表は糖尿病・腎臓病ともに栄養指導において使ってはならないという話を聞きます。
・食品収載数が少ない
・不正確
・わかりにくい
・複雑
・患者が守りにくい
・食事療法の効果がない
などの理由ですが、もちろん成分表の方が正確なのは間違いないですよね。
しかし、お年寄りや働き盛りのサラリーマンの方には成分表では計算が面倒くさい、字が小さくて見えないなどのことも考えられ、更に行動変容のやる気を半減させてしまいそうなのが心配ですすめることがなかなかできません。(理解させるまで支援するのも栄養士の仕事ですが)
それに、フードモデルも交換表をもとに作っているのでは?と思いだしたら、交換表のある意味、フードモデルのある意味がわからなくなってきたりもしました・・・。
交換表をもとに「1食のおかずはこれくらい」と大まかに示すだけでも、HbA1cがぐんぐん下がる方もいますし、中性脂肪が下がる方も実際にはいらっしゃいます。
けれども、こんなにも交換表は良くないという意見が広まっている中、自分の栄養指導はどうなのか、もう一度きちんと患者さんのためには何が一番なのか考えなくては・・・と思っている次第です。
現在、相談する人がなく、悩んでいます。
どなたか、「私はこうやっている」「成分表で成功した」などの体験のある方、ぜひ力を貸していただけないでしょうか!
よろしくお願いします!
●あややさん
貴重なご意見を本当にありがとうございました!
誰にも相談できずにいたので、管理栄養士としての自信もだんだんとなくなってきていました。
話を聞いてくださって本当に嬉しいです。
勉強会などで、「交換表は使ってはいけない、栄養士として失格だ」と聞いた時、使っている自分に呆れてしまいましたが、もっと柔軟に、多少誤差があっても、患者さんが食事療法の必要性ややる気をおこしてくれさえすれば、まずは良いですね。
そこから広げていけば良いですね。
知識だけでなく、柔軟な栄養士を目指していきたいと思います。
ありがとうございます!
熱心にがんばっていらっしゃるのですね。
こんな風に煮詰まった時は
「目的は何だろう?」と基本に立ち返ってみると良いと思います。
その方の疾患や理解、考え方などの色んな状況に合わせ、
生活習慣改善されていくように
指導媒体は使い分ける物だと思います。
例えば、
食事の量を提示せずとも
何をいつどのようにと言った「食べ方」を修正するだけで改善する方が多いのも事実です。
クライアントの方のお話をよく伺い、
その方にあった方法をチョイスできることが何より大切なのではないでしょうか。