外食で食べる野菜料理の代表の1つといえば、サラダ。
最近は、ドレッシングを自分で選んでかけられるところも増えつつありますが、
たっぷりとかかって出てくるお店もありますよね。
ドレッシングは野菜を美味しく食べられる優れものですが、気になるのは油と食塩の量…
かけすぎには気をつけたいところですが、かけられた状態で出てきてしまっては、自分ではどうしようも
ないもの…。
そこで、かわるProでは、野菜についたドレッシングを落としながら食べた場合と
そのままの状態で食べた場合で、ドレッシングの残量にどれだけ差が出るのか実験して
みました!
<検証方法>
60gの野菜サラダに20gのドレッシングを上からまんべんなく回しかけたものを用意
①そのまま食べる vs 箸で落としながら食べる vs フォークで落としながら食べる
~それぞれドレッシングはどれくらい残る?~
②さらさら和風ドレッシングのサラダ vs とろ~りごまドレッシングのサラダ
~ドレッシングの種類によって残量に差は出るの?~
結果は大きく変わる?それともほとんど変わらない?
詳しい検証方法&結果はこちらから!
<写真左:そのまま食べた場合>
<写真右:箸で落としながら食べた場合>
【結果】
| そのまま | 箸① | 箸② | 箸③ | 箸平均 | フォーク① | フォーク② | フォーク③ | フォーク平均 |
和風ドレッシング | 3g | 4g | 8g | 6g | 6g | 8g | 8g | 6g | 7.3g |
ごまドレッシング | 1g | 4g | 6g | 6g | 5.3g | 4g | 5g | 4g | 4.3g |
①について、そのまま食べた場合と比べ、箸やフォークを使ってドレッシングをお皿の淵で1口につき、5回程度ずつ落としながら食べた場合は、少なくても倍以上のドレッシングが残ることがわかりました。
箸とフォークの間の違いについては和風およびごまのどちらでも1g程度の差が見られました。
和風については、フォークの方がドレッシングを落とす際に、力が入りやすくドレッシングとともに野菜の水分が出て行ったことが箸より、残量が多くなった結果ではないでしょうか。
ごまについては、野菜にごまの粒が絡むので、落とすのは箸の方がやり易かったことが影響しているかもしれません。
②については、和風では、ドレッシングを落としながら食べた場合、そのまま食べたときと比べて残量は2倍程度でしたが、ごまの残量は約5倍でした。
液状の和風は、クリーム状のごまと比べ野菜がドレッシングを吸い込みやすく、結果、残量が少なくなってしまったようです。
ごまドレッシングは、そのままの状態で食べると和風よりドレッシングが絡みやすいので、摂取量が多くなりますが、和風に比べて野菜がドレッシングを吸い込みにくいため、落としながら食べると、和風よりもドレッシングの摂取量は少なくてすみます。
ちなみに、ドレッシングの残量をエネルギーに落とし込んでみると…
【和風ドレッシング20g:約50kcal】
和風:そのまま 3g:8kcal 箸平均6g:15kcal フォーク平均7.3g:18kcal
⇒箸で食べると7kcal、フォークで食べると10kcalダウンに。
【ごまドレッシング20g:約80kcal】
ごま:そのまま 1g:4kcal 箸平均5.3g:21kcal フォーク平均4.3g:17kcal
⇒箸で食べると17kcal、フォークで食べると13kcalダウンに。
1日単位で考えると、小さな差かもしれませんが、1か月単位で考えると、
300kcal~400kcalの差がでてきますね。
減量中の方もそうでない方もちょっとサラダの食べ方を意識してみてはいかがでしょうか?