新出先生をメイン講師に迎え、保健指導に必要な6つのスキル(行動科学の知識、病態の知識、生活習慣のアセスメント、食生活改善のノウハウ、コミュニケーション、保健指導のマナー)について、演習を中心に体験して学んでいただきました。 また、栄養士同士だけではなく、実際のメタボリックシンドローム対象者(模擬患者)に対して、2回の継続指導をロールプレイから学び、保健指導のコツやポイントを身につけていただきました。 残念ながらご参加いただけなかった皆様に、当日の講義内容をレポートします。
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模擬患者Kさん(39歳/身長180cm・体重70kg・腹囲87cm)
普段は、デスクワーク中心で、残業が多く食事も不規則。
お酒が大好きで、アイリッシュバーへよく飲みに行っては1パイント以上飲んでしまう。そのせいか、20歳の頃に比べ体重が12kgも増え以前のスーツが全部着れなくなってしまった。 Q1.事前に思っていた管理栄養士さん像のイメージについて教えてください。
A1.医者や薬剤師と同じような、白い清潔なイメージ
Q2.実際、管理栄養士さんに食事指導を受けていかがでしたでしょうか。
A2.男性なら誰でもよく行く外食チェーン店のメニューを知らなかったりして頼りない側面もあったが、とにかく真剣に私の相談内容に耳を傾けて誠実に回答してくれた。
Q3.今後、どんな管理栄養士さんに食事指導を受けたいですか?
A3.男性の食生活をよく知っている管理栄養士さん。継続するための動機付けをうまくアドバイスしてくれる管理栄養士さん。
Q4.どんな食事指導を受けたいですか?また受けたくないですか?
A4.受けたい:お酒もほどほどに飲んで大丈夫なプログラムを提案してくれるような指導
受けたくない:日常生活で現実的に実現困難なプログラムを押し付けられるような指導 Q5.管理栄養士さんがこういう勉強をしているのをどう思いましたか?
A5.栄養や食事のことだけでなく、運動やカウンセリングの技術まで勉強している姿勢に、志の高さを感じた。
模擬患者Aさん(40歳/身長167cm・体重89kg・腹囲104cm)
普段は、デスクワーク中心の仕事。
料理を作るのが大好きで、イカ墨パスタやフランス風肉じゃがグラタン仕立てなどを調理して食べるほどの美食家。ごちそうのおともにワインを毎晩ボトル1本はあけてしまうほどのお酒好き。 Q1.事前に思っていた管理栄養士さん像のイメージについて教えてください。
A1.食事について厳しく指導する教師のようなイメージ
Q2.目標を立てて、実行してみてどうでしたか?
A2.普通の日記ですらまともに付けたことのない私なので、最初は面倒だと思いましたが、目標→実行の過程で自分自身を振り返ることができ、有意義でした。
Q3.今後、どんな管理栄養士さんに食事指導を受けたいですか?
A3.食事や栄養、運動について、より専門的な知識を持っており、加えて親身になってアドバイスをしてくれる人
Q4.どんな食事指導を受けたいですか?また受けたくないですか?
A4.受けたい:レシピや調理法を含めたアドバイス。もし、調理器具のある場所での指導なら、実習も含めてくれるとよい。
受けたくない:単純に「こうしなさい」という指示だけの指導。 Q5.管理栄養士さんがこういう勉強をしているのをどう思いましたか?
A5.食品や栄養については、日々、情報が追加・修正されている分野だと思うので、勉強は続けて欲しいと思うし、実際に勉強している管理栄養士さんは尊敬できる。
保健指導ができるようになるためは知的に理解するだけではなく、実習を通して体験的に理解することが必要です。
そこで今回は初回から、全員が2人、あるいは3人という少人数のなかで毎回、何回も発言し、フィードバックを受ける練習をして頂きました。最初は緊張していた方も多かったのですが、少人数グループの練習を繰り返す中で、皆さん、聞いたり話す技術を確実に身につけていったと感じています。 また予習・復習を積極的に行う方、自信をどんどんつけていく方も多く、受講生同士が高め合う様子に、私も頼もしく感じました。 今回のセミナーで学んだことを、お仕事等、今後に活かしていただきたいと思います。 |
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