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    HOME > 保健指導まるわかり! スキルアップセミナーレポート
保健指導が始まるにあたって

・どのようなスキル・知識が必要か「気づいて、理解する」こと
・実際にどのようなことが行われているのか、どんな方が対象になるのか「現場を知る」こと
・「仕事を通じて“プロ”を目指す」こと

を、これから特定健診・保健指導に携わる管理栄養士さんに知っていただくことを目的として、開催致しました。
当日は100名を越える栄養士・管理栄養士の方々に参加していただきました。今回、残念ながらご参加いただけなかった皆様に、当日の講義内容をレポート致します。


 弊社は、来年度の特定健診・保健指導のスタートに先駆け、今年度はいくつかのモデル事業を展開しました。

 その中の一例として、健診センター、血液センターと提携し、保健指導では確実に支援対象となりうる方々を対象に、3ヶ月間の保健指導を実施しました。

・CTスキャンや血液検査の結果をもとに、対象者をピックアップ
・実際の保健指導なら190ポイント相当の支援(初回面談、TEL・メールでの支援)を行う

 その結果、対象者の1/3が“脱メタボ”という、提携した健診センターも目を見張るほどの成果を挙げられ、保健指導の重要さを実感しました。

 その中で感じたことは、「対象者の危機感の薄さ」「続けさせることの難しさ」です。初回面談時には「お酒やめるくらいなら太ったままでいい」「僕なんかメタボの中でも軽症でしょ?」「明日から出張だからもう続けられない」などの声が多くありました。

 こういった方々が、実際の保健指導でもおそらく大多数を占めるでしょう。そこで大切なのが、「目標設定の多様さ・柔軟さ」「指導メニューの豊富さ」「サービスマインドなどのコミュニケーション能力」です。

 国でも初めての試みである保健指導。管理栄養士さんに求められることはとても大きい分、やりがいのある仕事ではないでしょうか。手探りの中でのチャレンジになりますが、私達もこういったセミナーを定期的に開催するなど、フォローをしていくつもりでおります。一緒に頑張っていきましょう。


 栄養士・管理栄養士の人材派遣会社から見た、“企業が必要とする人物像”について、お話したいと思います。

 現在RDサポートでは栄養士・管理栄養士を中心に、2000名ほどのスタッフを、保健指導の実施機関に派遣しています。業務の内容としましては、「保健指導のプログラミング」「セミナー講師」など多岐に渡っています。

 保健指導の関連業務としては、各市町村のヘルスアップ事業に人材を派遣しておりますが、その中で活躍しているのは、バリバリの第一線での勤務経験をお持ちの方ばかりではありません。病院や食品メーカーの開発業務、健康食品のお客様相談室など、保健指導とはあまり関連のない業種の経験しかお持ちでない方や、一般企業にお勤めだったなど、栄養指導の経験がない方もいらっしゃいます。

 モデル事業を通じて感じたことは、対象者とのコミュニケーションが上手くいくと、結果が出やすいということです。そして、企業が求める栄養士像とは、

・健康な人
・明るく・人当たりの良い人
・人の話を聞ける人
・人に教えることが好き/得意な人
・責任感のある人

です。保健指導は病院のように“上からものを言う”のではなく、“最後まで伴走できること”が大切です。

 弊社でもできる限りのサポートをさせていただきます。個人のため・国のため・市場のために保健指導を成功させましょう。


 東京海上日動メディカルサービスでは、医師・保健師・看護師・臨床検査技師などが常駐し、保健指導のプログラムやシステムの作成、準備を行っています。

 今年度もいくつかモデル事業を行ってきましたが、対象者にお渡しする資料や、食事アドバイスなどについては、リンクアンドコミュニケーションの“カロリーママ”スタッフに協力していただいています。

 保健指導のプログラムを「健康デザインプログラム」とネーミングしてスタートさせる予定です。対象者にいかに意欲を持って続けていただくか、良い生活習慣を習慣化していただくかを考えた場合、ただのコピーでは味気ないので、デザイン的な部分も重視しながらが考えています。

 今までの保健指導は“やりっぱなし”が多かったのですが、これからは結果を数字で出さなければなりません。そこで、栄養士さんとの協力が必要になると感じています。

 例えば、電話で聞き取りを行った場合、栄養士さんはすぐに対象者の食事量やカロリーを判断しますが、保健師にはそれは難しいのです。さらに、「野菜350gを食べましょう」とマニュアルにはありますが、それを献立や調理法まで含めてアドバイスするのは、やはり栄養士さんの得意分野であり、対象者には必要なことなのです。

 皆さんは、保健指導の「商品」は何だと考えますか? 病院なら薬や注射など目に見える商品がありますが、保健指導では「自分の言葉」が商品です。自分が伝えた言葉にそって、対象者は生活を改善する訳ですから、言葉の重みが違うのです。これはとても怖いことです。

 ですから、保健師や栄養士がお互いに勉強しながら協力し、高めあい、よりよいサービスを提供していくことが必要だと考えます。一緒に頑張っていきましょう。




【Hさんプロフィール】
病院に勤務後、転居を機にRDサポートに登録。3〜4ヶ月前から保健指導に従事。

【Yさんプロフィール】
病院や給食施設での調理に従事後、スポーツクラブの会員向けの電話食事相談を担当。保健指導の仕事を始めてからは半年程度。

【Mさんプロフィール】
病院内給食施設で給食調理及び栄養指導を担当後、給食の受託施設、健康食品メーカーのお客様相談室などで勤務。保健指導の経験は半年程度。

【Kさんプロフィール】
病院給食の受託会社に勤務後、糖尿病の専門外来がある総合病院や、企業内健診センターなどで勤務。保健指導の経験は3〜4年。プログラム作成の段階から関わっているのはここ1〜2年くらい。
座長 みなさん、病院での経験がおありですね。それでは、実際に保健指導を行ってみて、感じたことはありますか?
相手の食事に対する知識はどの程度なのか、考えながらお話しなければならないと感じ ました。“ごはん150gだと…”とお話しても“米150g?”と答えられてしまったりだとか。 相手がどのレベルなのかを見極めて、どの段階から話を始めるかを決めないとならないと 感じています。
病院では面談が当たり前だったので、電話などで相手の顔が見えないと不安ですが、回数を重ねるとお互いにだんだん緊張が解けてきて、打ち解けて話すことができますね。
やる気のない人も多いです。でも、頑張って結果を出していただけると、自分のことのように うれしいですね。
病院ではどちらかというと“上から教える”という感じでしたが、保健指導では“サービス業”なので、いかに相手をやる気にさせるかなどコミュニケーション能力が重要だと思いました。
座長 そうですね。病院とは違って話を聞いてもらえるのが当たり前、対面が当たり前ということではなく、難しい部分も多くあります。
座長 では、保健指導の中で困ったことはありましたか?
非対面ではないので、電話などで黙ってしまわれると困ります。またコミュニケーションをとろうとして、笑顔で迎えたら“僕が太っているから笑うんでしょ!”と言われた事があります。相手の年齢やバックグラウンドなどによっても違うのでしょうが…。あまり意気込んで空回りしないようにする必要がありますね。
電話にでてもらうこと自体が大変です。会議や出張など、お勤めの方は忙しいですし。 そのうち相手のモチベーションが下がってしまうこともあるのではと思うことがあります。
押し付けにならないようにしないとならないですよね。グループワークだと、個々の目標が違う場合もあるので、どうまとめていこうか悩むこともあります。
電話で10分話すことが意外と大変。うまくいっているときはたくさん話してくれますが、思うような成果が出てないと黙ってしまう方が多いですね。
座長 そうですね。うまくいっていないときは“怒られる”と思ってしまうのか、なかなか話して くれないんですよね。“この栄養士さんなら何でも話せる”と相手に思ってもらうことがとても重要です。そのあたりのスキルも磨いていく必要がありますね。
座長 では、最後に保健指導をするときにこんなスキルがあるといいということを教えてください。
生活習慣や食事内容と検査結果の因果関係を見つけ、改善へのアドバイスができるスキルが、より対象者の改善につながる指導をするためには必要だと思います。
電話のときなどは、カウンセリングやコーチングの技術が必要だと感じています
データを見る能力、相手の話を聞く能力・伝える能力が必要だと思います。
引き出しが多いに越したことはないと思います。話題についていくことももちろんだし、商品について聞かれたら答えなければなりませんし。ブームな食品について盛り上がって話すこともできます。
座長 そうですね。相手は栄養士は食品のことなら何でも知ってるという前提で話してきます。いろいろ調べるためにも、ネット環境はぜひ整えておくことをお勧めします。4名の皆さん、本日はありがとうございました。



 模擬講義では最初に、保健指導のゴールとプロセスについて参加者が考え周囲の人と意見交換をするところから始まった。その後、学習援助型アプローチの特徴や望ましい保健指導のプロセスについて理論的に学んだ後、保健指導者が伝えようとすることと学習者/対象者が受け取ることは必ずしも同じではないことや対応方法を実際の事例から説明された。また保健指導のコミュニケーション方法について、どのような順序でアプローチをすると好ましいかを理論と体験と両面から学習し、私たちの仕事の重要性についてエールが送られて終了した。



コミュニケーションの大切さを勉強した。
現場からの声が聞けてよかった。
保健指導には、栄養面の知識だけでなく、コミュニケーションスキルがとても大切だと感じました。
保健指導に携る者として、なにが必要なのかわかった気がしました。
今後のセミナーにもぜひ参加してみたい。
保健指導に対する考え方が変わりました。専門的な知識のほうが必要かと思っていましたが、 実際は対人なので、コミュニケーション能力も専門知識と同じくらい必要なのだなということを 学びました。
保健指導について初めてセミナーを受けたので、どのお話もとても参考になりました。
各セミナーが10〜20分くらいでちょうどよかったです。(60〜90分あると単調になるので)。
企業・保健師さん・現場スタッフの意見が聞けたのがよかったです。
大変参考になったセミナーでした。今後もぜひ参加させていただきたい。特に新出先生のセミナーを 受けたい。演習つきセミナーの開催を期待しています。
保健指導といっても奥の深いものだなあと思いました。栄養士として自己啓発になりました。
とても有意義なセミナーでした。新出先生のお話はもっと教えていただきたいと感じました。わかって いるけれども実践できなかったり、気づいてなかったりということが多々あると感じました。 そこのところをもっと自覚し、スキルアップできるようにしたいと考えました。
テンポが気持ちよく進み、失礼ながら飽きることもなく、拝聴いたしました。
無料のセミナーなのに、勉強することが多かった。
現場の問題点や意見を聞くことができたのでとても良かったです。患者様の背景や言葉の 受け取り方等、さまざまな点で管理栄養士として考慮できるようにならなくてはいけないと感じました。
さまざまな分野の方のお話しが聞けて参考になったが、一つ一つの詳しい内容も聞きたかった。
新出先生の経験に基づいた講義はとてもわかりやすく勉強になったのと同時に、私自身が今後 学ぶことの多さに気づきました。
とてもわかりやすい内容で参考になりました。
ビジネスとしてどのように進めようとしているかがわかって良かったです。管理栄養士になる 前から訓練しておきたいです。
保健指導の大変さと重要さを知ることができてよかったです。
現場の生のお話を聞けたり、対象者がどう感じるか、どう対応すればいいのかなどとても参考に なりました。
これから始まる保健指導、実際に従事するチャンスがあるかわからないけれど、まだまだスキルも ない私にとって、何が必要なのか、おおまかにでもわかった様な気がしました。いつでも保健指導が できるように私自身自発的にスキルアップしていこうと思いました。
保健指導について初めてセミナーに参加したため、方向性や内容などとても参考になり、勉強に なりました。
高塚先生、新出先生のお話が、具体的なお話を伺えてとても勉強になりました。パネルディスカッ ションも現場の声が伺えてよかったです。
新出先生の模擬講義がとても良かったです。また保健師さんの話から、栄養士の強みもわかり、 もっと勉強しようと思いました。
保健指導に携わっているかたからの生の声が聞けてよかった。
保健師さんが食事に関してどの程度の知識があるのか(エネルギー計算は苦手)知ることが できてよかったです。
保健指導の具体的な内容が入ったセミナーでした。今後のセミナーにもぜひ参加したいと思います。
豊富で実践的な内容で、情報も得られたので来てよかったです。
講師の先生方の話がわかりやすく、色々勉強になった。保健指導の重要さや難しさが良くわかった。
さまざまな観点からのお話を聞けてとても参考になりました。プログラムも良く練られていて、満足度の高い講演会でした。
現在の保健指導の現状の理解に役立ち、必要な情報が集約されており、良かったです。
タイムリーな企画で、コンパクトにまとめられていて、来てよかったです。
普段聞けないような話が聞けてよかった。

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