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『むし養い』ですが。 第9回 1ppmってどのくらい? 食品安全で使われる単位 ![]()
日常生活で、ほとんどお目にかからない単位 栄養価計算や給食献立を作成する際に皆さんが使う単位は、主にg(グラム)やmg(ミリグラム)ではないかと思います。大量調理の食材発注票などでは、kg(キログラム)や場合によってはt(トン)を使われることもあるかもしれません。食品安全の分野では、もっともっと「小さな単位」を使い、表すことがほとんどです。食品添加物や農薬などの安全性を評価する時には、μg(マイクログラム)やppm(ピーピーエム)がよく用いられます。これは、分析技術が進歩し、極微量の化学物質も検出可能になってきたためです。あまりに小さな単位ですので、まさに「お目にかかれない」ほどです。 おコメ1粒の20分の1の重さ!? ご存知の方も多いとは思いますが、少し「極小単位」のおさらいをします。まず、重さの単位は、次のようになっています。1mg=1000分の1g 1μg=100万分の1g 1ng(ナノグラム)=10億分の1g 1pg(ピコグラム)=1兆分の1g 炊く前のおコメの一粒の重さは約0.02g(20mg)と言われていますので、1mgはその20分の1ということになります。鼻息が荒れければ、あっという間にどこかに消えてしまいそうです。最近化粧品などでもその技術が使われている「ナノテク」と呼ばれる「ナノテクノロジー」は、まさに、この単位の中のng(ナノグラム)のレベルを指しています。また、割合(分率)を表す単位として、次のようなものがあります。 %=100分の1 ppm=100万分の1 ppb(ピーピービー)=10億分の1 ppt(ピーピーティー)=1兆分の1 ppmを例えて言うならば、1枚の1円玉に印をつけておいて、それを100万枚の1円玉の中に入れた状態です。おおよそ、浴槽1杯に相当する1000kgの水の中に物質が1g存在するということになります。現在の分析技術は、100万枚の1円玉の中から1枚の印のついた1円玉を見つけ出すことが、「普通に」できるのです。 残留農薬の「一律基準」は0.01ppm 農薬の規制には、「ポジティブリスト制」という考え方がとられています。使っていい農薬をリスト化し、それ以外は使用禁止としています。このような考え方で規制がスタートした平成18年5月以前は、「ネガティブリスト制」(使ってはいけない農薬をリスト化)でした。これは、使ってはいけないものははっきりしていますが、それ以外は使用していいことになります。これではリストに載っていない新しく開発された農薬などは、規制することができません。そこで、使っていいものを決め、それ以外を禁止にしたのです。この時に、リストの中で、安全性の評価を基に残留農薬基準値がまだ設定できていないものが出てきました。そこで、それらは農薬の種類に関係なく、規制する基準として、0.01ppm(「一律基準」)としたのです。この「一律基準」を超えた場合は生鮮・加工問わず、流通することができません。こういったように、農薬の残留基準はルールが決められているのです。0.01ppmがどのくらいであるか、知っているのといないのでは、食品を見る目や食品の安全性についての見方も少し変わることがあるかもしれません。 今回の、むし養い 知人に連れて行ってもらったイタリアンのお店を紹介します。「ユーロ EURO」 東京都世田谷区上馬1丁目15-10オリエント三軒茶屋ハウス105 03-5486-3305 写真は、前菜を盛り合わせてくれた一皿です。カルパッチョや自家製ソーセージ等盛りだくさんで、どれも大変おいしい。小さな小さなお店ですが、ビスコッティ等も手作りで、シェフ達の温かさと同時に、心意気も伝わる一軒です。
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